SSブログ

野口悠紀雄先生の講演 『危機に打ち勝つ自己投資とは』 [勉強法]

先日、2010年の手帳を買った。
野口悠紀雄先生考案の「超」整理手帳2010バーティカル版である。
(「バーティカル」は「垂直な」という意味)
要はスケジュール表の時間軸が縦型で記入できるタイプである。
前から「超」整理手帳があるのは知っていた。
僕の場合、今までの横罫の記入が、頭の中で時間予定と連動せず
書きづらく購入を見送ってきた。
今回バーティカル版が出たので即購入した次第。

「超」整理手帳2010 バーティカル

「超」整理手帳2010 バーティカル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


東京丸の内オアゾの丸善丸の内本店で、¥1800で購入
その時に、10月9日19:00~20:00
丸善3階の日経セミナーホールでの無料チケット(先着100名)を貰った。

図解「超」勉強法 出版記念講演
『危機に打ち勝つ自己投資とは』

講演内容を要約してみると

経済危機の時代である。
今の日本の経済回復はみかけだけであり、右肩上がりの時代のようには良くならない。
特に、株などの投資などは非常にリスクは高い。
では、何に投資したらいいのだろうか?
自分に対する教育投資が一番高い経済投資である。 自己投資 勉強しましょう!
良い学校を出て、良い企業に入り、良い人生をおくる。こういう時代は終わった。
企業に頼らない(頼れない)時は、自分の能力をアップするしかない。
(パラダイムシフト の時なんだなぁ~と思って聞いていました)
だから、今はまたとないチャンスです。
それに気づいている人は、電車の中で何をしているのか?
勉強しています。
(路線により、スポーツ紙やマンガを読んでいる人が多いところもあるが・・・
これは言えませんので・・・笑いを誘った。
僕が乗る中央線では勉強している人も見かけるが・・・他はどうなんだろうか?)

では、何を勉強したらいいのだろうか?
①英語
②数学
③専門分野

英語は、英会話ではなく、ビジネス英語や原本を読める能力
英語は世界の共通語。 しかし日本や中国やソ連(今では珍しい言い方になったが)
では一生 自国語(の勉強)でOKだった(自国語の本があったから)
何故なら、人口が多くてコマーシャルペーパーになっていたから・・・
これが小さな国になると、コマーシャルペーパーも出ず専門書も少ない。
必然的に英語を勉強するようになる。

数学は、頭から拒否反応を示す人が多い。
私は文系だから・・・というのが言い訳。
実は文系、理系という区別はもともと適切ではない。
例えば、経済学では数学を多用する。
近年の金融テクニックでは高度な数学を用いている。
エクセルなどの表計算ソフトを使いこなせればいいでしょう。

専門分野
専門職大学院などで利用したらいい。
同じ問題意識のある人々が集まってきているから・・・
昔から比べると勉強できる環境や機会は飛躍的によくなった。
ビジネス書より、教科書を読む方が良い。(原書の英語なら、なおさら良い)

勉強は楽しいはずのもの
人間は「学習」 (勉強すること)によって、あらゆる生物を凌駕している。
人類は学習によってなりたっている特殊な動物である。
だから勉強は人間にとって楽しい作業であるはずだ。
人がもともと持っている本能である。
人は無力から能力アップしていく。(環境の変化に対応してきたから)

検索力
重要なのは、知識力ではなく「検索力」
これまでは、「知識をもっていること」それ自体に価値があった。
これらの知識がインターネットで簡単に得られるいま
重要なのは、「情報を探し出す能力」である。
例えば、ROE
わからなければ検索すればいい。意味はある程度わかる。
大切なことは、ROEが単なる経済用語ではなく
経済体系の中のどこにあるのか?ということ
(だから前述の教科書を読む方が良いということになる)

リテラシーも大切。
読み書き能力。
与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。

スタンフォード大学の例として
日本人の大学院生の数で10年前より減っている。
韓国では2~3倍に 中国では数倍になっている。
何のために勉強している。勉強すると偉くなれるから・・・
今の日本人では入学もできない。実力が低下したことを危惧する。
中韓では、プレスクールから目指す人も多い。
彼らは、国を代表する指導者として知り合い(横の繋がり)になれる。
日本人はハングリー精神を無くしてしまった。

最後に、終身雇用制や年功序列は過去のものとなり
学歴社会→勉強社会(生涯勉強する社会)に変わりつつある。
22歳の卒業時点で人生が決まってしまうことは合理的でない。
大学で学ぶ時間は、社会人40年間の10分の1でしかない。
(専門課程の2年間と限定すれば20分の1でしかない)
社会はどんどん変化を続ける。
必要とする知識もおのずと変化する。
だから生涯学習 勉強 自己投資が大切なのである。

非常にやわらかい語り口で話された。
いい講演が聞けたと思う。
定年が60歳で約40年働くわけなのだから、
これからは70歳定年で考えば50年勉強できることになる。
学歴に悩む人がいるなら、スタートラインに立ったに過ぎず
社会人になってからの日々の勉強を継続することの方が大切だと言いたい。

図解「超」勉強法 に詳しいことは載ってある。
若い人向きの本かと思ったが・・・
けっこう年配の人も購入していた。
僕もお礼の意味で1冊購入した。

図解「超」勉強法

図解「超」勉強法

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/26
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。