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新製品採用のシャワー効果とは [マーケティング]

◎シャワー効果とは
デパートや駅ビルなどにおいて最上階に集客力のある飲食店テナントなどを入れることで、
下の階にお客様を回遊させることができるという効果をいいます。
逆に、「噴水効果」とはデパ地下のように最下階に集客力のあるテナントを入れて、
下から上階に客を回遊させる効果をいいます。
TORANAVI
飲食店用語集から抜粋
http://121.119.184.49/glossary/

◎新製品の普及過程モデルとは
E.M.ロジャース
米国の農村社会学者。
新しい肥料の普及などをはじめ多くの実際の「普及」に関する研究に基づき、
新製品の普及過程と採用者の類型に関してモデルを提示した。
ロジャースは新製品やアイデアなどをすべてイノベーションと捉え、
それらがいかに消費者に購買・採用され、市場全体に普及して行くかをモデル化して捕らえている。

このモデルの中では、消費者はその購買時期によって五つのグループに分類される。
新製品はまず情報感度の高い「イノベーター」に購買され、
その後社会の中で尊敬を受けている「初期採用者」、
社会の平均値である「前期大衆」、
慎重な「後期大衆」と続き、
最後に変化を好まない「採用遅滞者」が購買して普及過程が終了する。
この内、他人の購買に影響を与えるオピニオンリーダー的性格を持っているのは、
最も早い時期に購買するイノベーターではなく次に購買する「初期採用者」であるといわれており、
このオピニオンリーダーをいかに攻略するかが実際のマーケティング戦略上では要となる。
株式会社セルプス
マーケティング用語集より抜粋
http://www.research.net.cn/_yogo/index.html


イノベーションの普及

イノベーションの普及

  • 作者: エベレット・ロジャーズ
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2007/10/17
  • メディア: ハードカバー



企画したAPET容器が、スターバックスの
パスタサラダチキン&ビーンズ(販売価格 450円)で採用された。
ワンポイントのシールデザインも変形だがお洒落である。

フィルムシートが敷いてあり、ペンネ(パスタ)ビーンズ類とレタス、ローストチキンが
分けられている。ペンネは適当なオリーブオイルで味付けされあっさりとしている。
ドレッシングは少し濃い目だが、サニーレタスとブロッコリーとよくあいとてもおいしかった。
チュロスとパスタサラダを食べて、ゆっくりと本でも読みながらコーヒーを飲む。 
約1000円。
一度試してみてください。

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人気のコーヒーSHOPランクを見ると上から
・スターバックスコーヒー
・ドトール
・コメダ珈琲(名古屋では有名らしいが・・・)
・タリーズ
・カフェ・ド・クリエ
・エクセルシオールカフェ(ドトールの別業態)
・サンマルクカフェ
・カフェベローチェ
・プロント
・シアトルズベストコーヒー
・ルノワール
・ベックスコーヒー と続く

アンケート内で展開された項目には「コーヒーショップを選ぶ基準」もあり、
それによると「居心地のよさ」「コーヒーの味」「駅から近い」「清潔さ」「会社に近い」
「価格」などが上位を占めていた。
下記より抜粋
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/10/post_2718.html

都内営業の時は、上記のいろんなコーヒーSHOPにお世話になっている。
僕の選択基準は、タバコ禁煙と静かな居心地。値段は少々高くても構わない。
最近はマックの100円コーヒーも利用する。(今は無料キャンペーン中)
パソコンの公衆無線LANが使えるから。
ガヤガヤしていて居心地は良くないが、パソコンが繋がることに大変重宝している。

今日の話は長くなったが、ここからが本題。

リーダー企業のスタバさんに容器が採用されたこと!
ある種のお墨付の価値がある。
感謝の気持ちでいっぱいである。
追随する他の企業(別のカテゴリーの食品企業も)の商品企画担当は、必ず競合の新商品をMRしている。
商品のメニュー価格や仕様だけでなく、商品を入れている容器も・・・

新シリーズは、新業態店や都心型の店舗向きに開発したコンセプト容器である。
小スペースで多段に積み上げる設計。
シンプルなリブデザインは、商品の食材そのものを主役とし、過度なデザイン容器として目立たない!
和洋中・創作 いろんなメニューに合うノーカテゴリー容器である。
量目は、コンシューマーを裏切ることなく、コンパクトだがきちんと入る。
(最近の容器傾向は、上げ底形が主流で、中身(量目)は少ないがたくさん入っているように見える。
生産側は利益偏重となり、価格レンジのみが判断基準。
コンシューマーが購入して、中身が少なくてがっかりして、大切な顧客(リピーター)を失ったことに
気づいていないことが多い。
僕もお弁当で経験したが・・・あの店では二度と買わない!)

革新・初期の約15%のリーダー企業に採用され、前期・後期の60%の追随企業に浸透。
つまり普及していく。蛇口は1ヶ所だが、シャワーのように、いろんなところに降り注ぐ。
(認知され、評価され、採用される)
僕が意図したところの(考えたところの)仮説のシャワー効果。

新製品の普及過程モデルとシャワー効果をまぜて解釈してみたがどうであろうか?







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